2019年1月11日金曜日

グランシップ&静響 ニューイヤーコンサート

やっと本コンサートのチケット応募に当りました.中ホール1Fの中ほどのやや右よりなので聴くにはまずまずの席です.

今回の指揮者はN響正指揮者である尾高忠明さんです.冒頭の演奏会用序曲「フロワサール」は尾高さんお得意のエルガー作品ですが,私には今一つで初っ端から眠くなってしまいました.ところが2曲目の「序奏とロンドカプリチオーソ」(サン・サーンス)ではヴァイオリンソリストとして戸田弥生さんが登場し,その演奏にすっかり聴き入ってしまいました.続く「ツィゴイネルワイゼン」(サラサーテ)も然り.ヴァイオリンのあらゆる技巧を駆使したこれらの有名な難曲を見事に弾ききり,実に感動的でした.

休憩後はJ.シュトラウスの作品が続きます.間にソプラノ中丸三千繪さんの歌曲が2曲ほど入りました.中丸さんは昨年12月にエジプトのカイロオペラハウス30周年記念にてオペラ「アイーダ」(ヴェルディ)の主役を上演したばかりです.

さて,ニューイヤーコンサートといえばなんといってもJ.シュトラウスⅡ作品です.この日の喜歌劇「こうもり」序曲,「ピッツィカート・ポルカ」,「雷鳴と電光」などとても楽しめました.ピッツィカート・ポルカなどは弦のアンサンブルの力が試されますね.ラストはお決まりの「美しく青きドナウ」.ワルツ王の名をほしいままにした名曲中の名曲です.アンコールもお決まりセットである「ラデツキー行進曲」.手拍子を交え,会場はすっかりウィーン楽友協会大ホールにいるが如くです.

今年のスタートも静響の素晴らしい演奏で迎えることができました.




 グランシップ 富士山が見える

 中ホール

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