知的女優ダイアン・クルーガー主演の映画の題名です.いかにも見てみたくなる題名ですが,内容はシリアスで,ドイツにおけるネオナチのテロ被害者からの視点でみた作品です.その残虐さや悲惨さとともに,ドイツ当局の対策の遅れへの批判も含んでいます.ダイアン・クルーガーはもともとドイツ系の女性ですが,ドイツ語での映画は初のようです.迫力ある演技に惹きつけられました.映画を通して印象的な景色はよく降る雨と常に彼女が口にする煙草.これだけでも映像全体を暗いイメージで覆います.そしてラストの衝撃的な結末.
この日はマンドリン仲間の友人が映画好きなこともあり一緒に見ましたが,その後の飲み会でも「二度の決断」て何を指すのかで盛り上がりました.友人はミニシアターであるシネ・ギャラリーには初めてで楽しみにしていたようですが,ちょっと作品としては暗すぎたかもね.でも今後上映予定のチラシの中から次に見たいと取り上げたのはこれまた暗そうな作品でしたので,今回もまんざらでもなさそうです.
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