このたび第15回静岡県マンドリンフェスティバルが無事終了しました.
2年前の第14回は静岡県西部地区の順番として浜松アクトシティにて開催されました.次回は中部地区の番であり,第15回と節目の回でもありますので,2年以上前から記念イベントとなる企画を自分なりに構想していました.
まずはラストステージで振っていただく指揮者ですが,マリオネットの吉田剛士さんに定めました.マンドリン界でも幅広い年代に人気があり,全国各地津々浦々にわたり演奏活動を行っております.各種コンクールの審査員や季刊誌の発行,テレビCMへの楽曲提供など精力的に活動されています.その知名度からも集客力は抜群だと考えました.
次に会場の予約です.愛好会が毎回利用している静岡駅前のAOIホールは,4年ほど前に定演実行委員を経験したことから施設内の状況は把握できており,スタッフとも顔なじみになっていますので第一候補となるのですが,駐車場の確保がやや難であることと予約抽選が1年前となっており,このところ利用者が増えたようで,希望通りの予約が取りにくい状況が続いているようでした.そこで過去のフェスで2回利用しているグランシップをあたりました.予約抽選が2年前であり,マリオネットの多忙さを考慮すれば,2年前の時点で一気に会場確保と指揮者予約を決められるグランシップに定めました.当会場はJR東静岡駅から徒歩3分,駐車場も十分,打上会場も館内で可能など便利です.
吉田氏を指揮者に迎えるにあたってはもう一つ壁がありました.吉田氏を招聘するには,マリオネットとしてのステージを別途設けるとの条件です.限られた時間配分の中で調整するのは大変だろうと直感しました.
ところが幸か不幸か,前回まで参加していた二つの団体が辞退を表明してきたのです.これで時間配分の心配は無くなりましたが,30数名分の参加費が無くなり運営経費的に苦しくなってしまったことです.そこで今回はゲストステージを設けるのであればお客様から入場料をいただいてもいいだろうとのことで経費不足分を補う金額として@500円としました.
こうして各団体の実行委員の皆さんに状況説明を行い,最終的に賛同を得ることができました.
従来と異なる企画を実現させるためには企画の意図,事業効果,経費計画など周到な準備が必要となります.こうした手法は会社員としての現役時代に数々のプレゼンを経験したことが役立ちます.
その後何度かの実行委員会を重ね,そのたびに難題を克服してまいりました.
ところがです,本番2週間ほど前から風邪をひいてしまい,微熱が収まらない体調不良が続きました.前回いつだったか思い出せないほど風邪をひくことはなかったのですが,なんで今頃と恨めしく思いました.この間,会場との打ち合わせやり取りやお客様からの問い合わせなど連日つづき,とても体を休める状態ではありませんでした.本番が近づくにつれ,次々とやるべきことが思い浮かんできて,予想通り睡眠不足にもなりました.
そしてようやく本番1日前になってほぼ普段の体調に戻れたような気がします.
1週間前からの心配事に天気予報が加わりました.どうも本番当日を狙ったように雨天が予報されました.本イベントは屋内での催しですので雨が降ろうが構わないのですが,客足への影響は拭えません.ま,こればかりは予約できないので諦めるしかありません.