2016年12月31日土曜日
今年もおしまい
2016年も大晦日を迎えました.今年新たに始めたことは公益財団が募集していた「生きがい特派員」としての活動です.市内で活躍する高齢者の活動を取材し,ホームページにレポートを掲載するといった簡単な仕事ですが,感心させられることもままあります.今年は趣味のマンドリン活動が今ひとつ満たされない一年でしたので,その点をカバーしてくれたような気がいたします.それにしても今年は「まさか!」と思うことが続きました.夕日に映える富士が来年,まさか噴火するなんてことの無いよう祈りつつ新年を迎えます.
夕映えの富士
2016年12月30日金曜日
何十年ぶりのプラモデル?
最後にプラモデルを作ったのはいつだったのか記憶が無いのですが,おそらく50年ほど経っていると思います.定年退職後,静岡に戻り,毎年11月頃に開催されるタミヤ・フェアを見に行くようになってプラモデルの進化に興味を持つようになりました.それにしても当時のプラモデルに比べずいぶん高価になったように感じます.もちろん物価の違いもあるでしょうけど・・・ タミヤ・フェアでも人気の商品が数多く並びますが,とても高くて買う気にはなれませんでした.
さて,そんなプラモデルですが,このたび娘がクリスマスプレゼントとして贈ってくれました.第二次世界大戦初期に活躍したドイツのⅡ号戦車です.1/35サイズのミリタリーミニチュアシリーズですので価格的には安価なモデルです.
さて50年ぶりで向き合うプラモデル,接着剤も別途買わなければなりませんし,カラーリング用具は全く無し.細かい部品ばかり相手に悪戦苦闘の末,半日かけようやく完成しました.ボカシ等のカラーリングを施せばより実物に近くなるのですが,まずまずの出来といったところでしょうか.
それにしても私の好きそうなものを娘はどうして知っているのか不思議ではあります.
2016年12月25日日曜日
クラシ子19歳
私のマンドリン,クラシ子は手元に来て本日で7年となります.当初はかなり恥ずかし気でしたが,なんとか人並みに歌ってくれるようになったかなと思います.カラーチェならではの音色に惹かれて以来お付き合いしている相棒です.このところは指の力が衰え,小型で弾きやすいオールドマンドリンに気が向くこともあるのですが,やはりクラシ子の本来の音色を引き出せていないと思うこともあり,もうしばらくはお付き合いを続けたいと思います.1997年生まれのクラシ子は来年には二十歳を迎えます.大人の音色へ向けこれからの一年を共に楽しく過ごしたいものです.
2016年12月17日土曜日
名医
NHKの番組「総合診療医ドクターG」を見ました.テーマは「背中が痛む」.私自身も運動不足から,たまに背中の痛みを覚えることがありましたので関心あるテーマではありました.患者の事例ではあらゆる検査をしても異常無しで,あるのは自覚症状のみ.これには研修医3名にとっても難問であったかと思われます.
というのもここ2~3か月ほど私の母が膝の痛みを訴えていたため,近隣の大病院にて様々な検査を受けたにもかかわらず,検査結果に沿わない疾患名となったことがあったからです.その後の薬物による治療を2ケ月ほど続けていますが一向に改善は見られません.
番組の指導医は岡山大学病院の女医さんです.私のこれまでの印象ですと,岡山大学医学部はプライドの高いドクターが多いとのイメージでしたが,番組の女医さんはとにかく患者さんとの問診を重要視されており,診察上関係無いと思われる事まで患者情報を聞き出していました.患者さんの診断にあたっては検査結果は勿論重要ではあるのですが,問診時の患者さんのふとした表情を見逃さず診断に反映させているところが素晴らしく,感動すら覚えました.と同時に人の病気というのは物理的な検査だけでは解明できない難解な部分が多分に潜んでいるのだろうなとの思いを強くしました. 以前から医療の専門分野が注目され,検査技術の進歩とともに診断確率も高まったものと思われますが,まだまだ見逃されている病も多分にあるのだろうと推測されます.こうした時,この指導医のような名医に巡り合えるかどうかは患者さんの運しかありません.
2016年12月8日木曜日
開戦
日本海軍による真珠湾攻撃から75年の歳月が経ちました.今年はオバマ大統領が米国現職大統領として初めて広島を訪れ,核兵器の脅威と廃絶へのメッセージを世界に発信しました.加えて安倍首相が応えるように,現職首相として初めて真珠湾を年末に訪れると表明し,オバマ大統領とともに戦争の無い平和な世界へ向けての祈りを捧げるようです.かつて敵国であった国同士が世界に誇れる友好国となる証として,この節目の年に世界に発信できる意義は大でありましょう.
友好国同士とはいえ,日本では世界悪である原爆を投下された世界唯一の国として,米国では真珠湾で「だまし討ち」にあったとのわだかまりは依然として残り続けました.
しかしながら両国のリーダーがこうして戦禍の象徴たる現場に立つという勇気ある行動がわだかまりを解く大きな一歩となるに違いありません.
詳しくは分かりませんが,これまでの研究によりますと,戦争という悲劇へ突き進む経過というものは誰かがこうしたとか,決定的な事があったからというものでもなく,いつの間にかそんな流れになり,後戻りできない状況に陥っていったというのが大方の見方のようです.
こうした経過というものは現代社会でもまま見られる現象であり,国内においては築地移転に伴う盛り土問題などはその一例といえます.世界においては「いつの間にかこうなってしまった」事例が主要先進国で相次いで起こっています.
きょうも富士がきれい 真珠湾攻撃からわずか4年も経たないうちに米軍爆撃機B29の大編隊が爆弾,焼夷弾をわんさか積んで富士山をめざして来ようとは当時の誰が想像していたでありましょう
2016年12月3日土曜日
民族弦楽器コラボ!
「弦」と名打ったコンサートに行ってきました.スペインからはフラメンコギター,ネパールからはシタール,日本からは津軽三味線といずれも撥弦楽器を携えての民族弦楽器のコラボ!というよりバトル?いや融合ともいうべき新鮮な音楽が繰り広げられました.弦楽器には興味はあるのですが,この3種の楽器の競演なんてどんなの?と半信半疑といいますか,半ば不安ですらあったのですが,いずれの奏者も大変素晴らしい演奏を聴かせてくれました.音色の違いやお国ごとのリズム感の違いなどを超越した異質の音楽を届けてくれました.
「弦」の企画は先月の中旬から三重県四日市での演奏会を皮切りに,東海,関東地区で8公演をこなし,本日が静岡市清水区での最終公演でした.チラシの副題には「心をつなぐ響き」とあります.これは単なる副題ではなく,今回演奏する曲については楽譜を使わず,ひたすら演奏することにより完成度を高めたことにあります.文字通り心が通じ合った演奏が繰り広げられ,それが観客に伝わったということです.今宵のコンサート招待券を譲ってくれた友人に感謝です.
2016年12月1日木曜日
はや師走
早いもので今年も師走を迎えました.自由人としてはこれといって追われるものはないのですが,世間が走り出せばなんとなくこちらまで気忙しくなるものです.とりあえず年賀状のイラスト案はほぼ決まりました.退職後の年賀状の基本的デザインは共通していますので若干の手抜き感は否めないのですが,イラスト自体は気に入っていますので今回も踏襲しました.
年末につき,来年2017年の音楽家の記念年を調べてみました.クラシックではスカルラッティ没後260年,テレマン没後250年,シューベルト生誕220年,ベートーヴェン没後190年,メンデルスゾーン没後170年,エルガー生誕160年,ブラームス没後120年,ラヴェル没後80年等があります.クラシックギターの世界ではグラナドス生誕150年,ヴィラロボス生誕130年といったところです.さてマンドリンの世界ではマネンテ生誕150年,カペレッティ生誕140年,ファルボ没後90年があげられますが,なんといってもマネンテの生誕150年が斯界では注目となります.静岡マンドリン愛好会でも来年の定期演奏会ではマネンテ生誕150周年の特集ステージが組まれる予定ですが,曲目は目下選択中のただ中です.このところの平日練習ではアンケート希望の多い順に試奏をしているところで,「メリアの平原にて」から取りかかっています.私にとりましても思い入れのある曲だけにプログラムに組み込みたい曲のひとつです.
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