昨年,第13回定期演奏会を初めて聴いた時の感動が再び蘇りました.連日の猛暑が続く東京の文京シビックホールに,その暑さをものともしないジュニア達の瑞々しい音楽が鳴り響きました.
前回はブラ1がメインでしたが,今回はブラ4がプログラミングされました.なにせ,ブラ1の重厚な音楽をおよそ年端もいかぬジュニア達が創り上げてしまうことにある意味衝撃を受けたものでした.多少のミス等はあったのかもしれませんが,そんなことなど全く意に介さないほどの新鮮な感動でした.
そして今回のブラ4です.変則的な構成の中に潜むドイツロマンティシズムと劇的要素を同時に織り込んだこの曲をどう聴かせてくれるのか大いに楽しみでしたが,その期待を裏切りませんでした.特に弦は高音から低音まで朗々と響かせてくれました.同時に,改めてこのホールの響きの良さに感心した次第です.
惜しむらくはホルンの安定感でしょうか.私はオケの各楽器の特性についての知識はほとんどありませんが,ホルンは管楽器の中でもとりわけ難しい楽器ではないかと想像します.
最後にティンパニ君,ブラ4を終始一貫ドラマティックに引き締めてくれてありがとう!素晴らしい演奏でした!
アンコールはメランコリックな名曲,ハンガリア舞曲1番.灼熱の真夏に聴くブラームスもいいけど,そこはかとなく秋を感じてしまうのは私だけでしょうか.
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