2013年6月28日金曜日

鎌倉紫陽花2013

先日の土曜日,三年ぶりに鎌倉を訪れましたが,以前とまったく同ルートを辿りました.
北鎌倉を降りてまずは明月院です.ここの青い紫陽花が今年はどんな咲き具合か,天候も前回同様の梅雨間の晴天です.つまりOM-Dによる写真が前回のコンデジのと比べどうなのかを比較してみたかった訳です.違ってくれないと困るのですが,結果として分かったことは機能を活かせていないということ,とほほ・・・.紫陽花自体はベスト状態で,いい写真が撮れました.OM-Dの機能を活かせたらより感動的な写真になっていたでしょう.
次は建長寺の白槙,鶴岡八幡宮の境内や参道,いずれも前回同様に印象的な景色でした.これら素晴らしい被写体をより印象的にするためのテクニックを身につけたいものです.
鶴岡八幡宮では境内にて民間の方の結婚式が行われており,古式豊かな装束を身にまとい,厳かな儀式が執り行われておりました.私としては妙なる調べを奏でる雅楽器の笙や笛に魅かれ,盛んにシャッターを押しました.
鎌倉駅に続く参道にはたくさんの土産物店や食事処が軒を連ねておりますが,なんとなく鰻丼が食べたくなり鰻屋の暖簾をくぐりました.本当に久しぶりに味わう美味に舌鼓を打ちました.神楽坂にあるガイド本で有名な鰻屋のに比べ,よほど旨い!もう一度食べに来たくなる店でした.次はカミさんを連れて来ることにしよう!
さて,あらためて明月院の青い紫陽花の撮れ具合を見てみました.青の微妙な色具合や背景のボケ具合などなかなかじゃないかな?なんて気がしてまいりました.

2013年6月25日火曜日

ARTE TOKYO第3回定期公演

ARTE TOKYO第3回定期公演は会場を昨年までの第一生命ホールから東京オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアルに移しての開催となりました.席数でみれば770席から1630席への大幅増で,しかも全席指定です.さすがに勢いのある団体は違いますね.
今回のプログラムでは「舞踊風組曲第2番」(久保田孝)や「細川ガラシャ」(鈴木静一)を取上げ,昭和世代のマンドリンファンに対してのアプローチが感じられました.ARTEはメンバーのほとんどが平成生まれでは?と思われるほどの若手マンドリン奏者をそろえた新進気鋭の団体で,過去2回の公演プログラムも学生に圧倒的人気の丸本大悟や末廣健児らの作品で多くが占められておりました.もっとも彼ら自身がARTEメンバーでもあったのですが.したがって客層も20代が圧倒的で,私ども年配者は数えるほどしか見当たらず場違いのような思いをして聴いていたものです.
さて,演奏についてですが,さすがに若手奏者をそろえているだけあって,相変わらずエネルギッシュでスピード感にあふれた演奏スタイルにはある種の爽快感を覚えます.これらはすべてがコンダクター兼ディレクターである井上氏によるものです.指揮ぶりを伺うだけでそのカリスマ性が存分に発揮され,若い奏者達は文字通り,タクトの動きに促されるのが見て取れます.Allegroの速さは時に過剰とも思えるのですが,むしろLent,Adagioのたっぷりとした聴かせ方はその対比において非常に印象的です.ことに最終曲の「斎宮の記憶」(小林由直)において各楽器群が効果音を鳴らせる部分などは指揮の動きを止め,それこそある時間自由に弾かせることにより奏者だけでなく聴衆にもイマジネーションの増幅を図るような指揮ぶりはまさにマエストロそのものです.演奏会場の空気はそうしたオーラにいつの間にか包まれてしまっているのでしょう.
今回の演奏会に際して私としてはめずらしく事前に知らない曲目の予習をY-Tubeにてしてまいりました.「2つの動機」(吉水秀徳),「スタバート・マーテル」(藤掛廣幸)ともARTEが上質でした.指揮者による違いを見せつけてくれました.「斎宮の記憶」はARSNOVAの最終公演での演奏との比較なので興味津々でしたが,今回の演奏も感動的でした.でも自分が弾くとしたら,気力,体力がもたないだろうなとも思いましたが.
で,ラストアンコールでの昭和世代へのサービスが再登場.井上氏編曲と思われる昭和歌謡メドレー「木綿のハンカチーフ」~「見上げてごらん夜の星を」まで珠玉の名曲が並び,ついつい涙腺が・・・やっぱマンドリンの音色って琴線に触れるよなー.酒でも飲まなきゃ帰れないよなー,などとのたまわりつつ昭和男3人は居酒屋の灯りを求めて会場をあとにしたのであります.

2013年6月24日月曜日

祝!富士山世界文化遺産登録

20余年を要した富士山の世界遺産登録がようやく文化遺産として,しかも三保松原を含めて実現しました.静岡市に生まれ育った私としては富士山は当たり前に身近な存在であり,子供の頃に釣り好きだった父がよく連れて行ってくれた三保の海岸から見る富士,冬にはスキー,スケートにと富士五湖周辺に出かけて見た富士等,四季折々の富士の姿が思い浮かびます.
登ったのは大学2年の夏で,所属していたマンドリンクラブのイベントの一つとして参加したものです.夕方に5合目から登り始め,8合目あたりで休憩時に仰向けで眺めた夜空の流星がとてもきれいでした.頂上に着く寸前にご来光を仰ぐことになりましたが,これも感動ものです.すっかり明るくなった山頂に着き,あらためて見る眼下の世界は一面雲海に覆われ,足元の噴火口の景色とともに自然の雄大さに包まれるような感動を覚えたものです.幸い私は高山病にはならなかったのですが,数名の部員が体調をくずしたようです.それも下山の頃には回復したようで安心しました.下りは砂走りと呼ばれる一帯で,火山灰で覆われた坂を一気に駆け下りるものです.一旦走り出すと止めようがなくなる危険な下り坂ですが,なんとか下り切りました.今思えば若かったからできたのでしょうね.
「富士山に二度登るのは馬鹿だ」と云われ,それ以来登っていませんが,一度は登っておいて本当に良かったと思います.
今秋には定年退職となり,15年ぶりに故郷の静岡に戻るその年に富士山が世界遺産の姿で私を出迎えてくれるかのようで,ひとり勝手にほくそ笑んでいます.

2013年6月16日日曜日

新人研修

新入社員の自動車運転研修に随行してまいりました.
私自身も以前体験したことがあるのですが,一定速度で走行中の車に思い切り急ブレーキをかけ,ABS(アンチロックブレーキシステム)を体感するというもの.始めはなかなか踏み込めないのですが,慣れてくるとABSのポンピングブレーキを感じ取れます.こうして誰しもABSを作動させるブレーキングを体で覚えます.
カリキュラムの最終段階では模擬市街路走行を行い,コースには急ブレーキが必要となる場面がないしょで仕組まれています.ところがここで先に学んだフルブレーキングがほとんどできず,結果として事故を起こしてしまいます.
頭では危険な場所であることを認識したり,体ではとっさの反応ができるスキルを身につけているにもかかわらず,結果として事故を起こしてしまうのはなぜか?
教官が言うには,危険に対する認識度の差と,それに加え,実際に行動する(フルブレーキングする)かどうかの違いとのことです.現実の公道上では人をはねてしまうか,はねずに済むかの寸前の境目となります.
こうしたことは実は営業の仕事の成否にもつながるのではと考えられます.つまり,ある場面において,頭ではここは営業上のポイントと認識できたり,それなりの営業スキルを身につけているにもかかわらず,みすみす営業チャンスを逃してしまうといったケースです.まさにここぞという認識と覚悟,行動力が問われる訳です.「いまでしょ!」が流行るのも頷ける気が致します.
ゲーム感覚に慣らされた人はいつでもリセットする癖がつきまといます.人と人との仕事は一方的なリセットがききません.新入社員教育ではスキルアップのみの研修ではなく,決断と実行の大切さを教えるカリキュラムが必要かなと感じた次第です.もっとも新人さんのうちは失敗を重ねて仕事を覚えていくものではありますが.

2013年6月10日月曜日

BF合宿2013

今回の合宿は場所を埼玉の山奥に移して行われました.俗世間から隔離されたような山間にある民宿です.楽しみは夜のBBQと星空観測.これまでの合宿夕食会とはちがい,BBQは気分の解放感がいいですね.床をムカデがはっていたり,カミキリ虫が飛んできたりしますが,これも野外での一興です.夜はあいにくの曇り空で満天の星とはいきませんでしたが,晴れた夜はさぞかし素晴らしいプラネタリウムになることでしょう.
さて,肝心の練習の方はいよいよ追い込み段階です.昨年とくらべ難度がジャンプアップしており,弾き方の工夫や暗譜を含めかなりの練習量が強いられるプログラムです.1stメンバーも当初は弾き込み進捗にかなりのばらつきがありましたが,ここへきて各自が集中力を高めてきており,自分としてもうかうかしていられない状況です.難所克服にしぼって集中していかなくちゃ!