穏やかな陽の光が射し込み,新しい年が明けました.
私にとりましては60回目の年明けとなり,とりわけ特別な年となります.
秋には定年退職を迎え,36年7ヶ月のサラリーマン人生を終えることとなります.
大学時代におぼろげながら希望していた職業とはかけ離れた仕事に就きましたが,人並みに結婚し,子供を育て,マイホームを得ながら,転職することなく勤めきるところまできたことに我ながら感慨無量といったところでしょうか.
実感は定年後に改めて記すこととして,今年の年賀状にはこれまでお世話になった方々のご厚情に感謝の意を表わしました.賀状のやりとりはその年の節目として欠かせない行事だと思いますが,今年はその意義により深く感じ入りました.
さて,新年のCD初聴きにはショスタコービッチ交響曲第10番とブラームス交響曲第1番を選びました.ショスタコ10番は私が生まれた1953年に初演された曲で,スターリン死後にその抑圧から解放された中で作曲された交響曲として様々な物議を醸した作品です.エリアフ・インバル指揮,ウィーン交響楽団1990年録音盤です.ブラ1は毎年聴くのですが,今年はクルト・ザンデルリンク指揮,ドレスデン・シュターツカペレ1971年録音盤です.
本年も有意義な年となりますように.
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