2012年10月15日月曜日

東京シンフォニエッタ演奏会

先日,マンドリン仲間から室内音楽演奏会に誘われ,芸術の秋に相応しい気分を満喫させてもらいました.場所は上野公園にある東京文化会館の小ホールです.
シンフォニエッタとは室内オーケストラのことで,管弦楽の名手達が少人数で高密度の音楽を聴かせるものです.当日はN響アワーで有名な西村朗氏の作品を集めたプログラムで,難解と思われがちの現代曲ではありますが,ストラビンスキーやショスタコービッチを思わせる楽曲もあり,大いに楽しめました.こうした編成は少人数であるがゆえに各個人の高度な演奏テクニックは勿論ですが,緻密なアンサンブルが求められ,聴衆はその音のやりとりを肌で感じ,感動をおぼえます.最後の曲では,クラシック音楽とのコラボで評判の鈴木大介氏が,初演となるギター協奏曲のソロを務め,みごとな演奏でプログラムを締めくくりました.会場には当作曲者の西村氏やこれもN響アワーでのダジャレで有名な池辺晋一郎氏の他,東京コンサーツの関係でコムラードの指揮者飯塚氏,BFメンバーでは全音に勤めるNさんが楽譜販売をしていました.
芸術の秋を堪能した後は,味覚の秋を味わいたくなるものです.マンドリン練習後によく飲みに行く仲間同士で上野の街で飲み会です.今回は飲み始めから日本酒の話題で盛り上がったため,ビールで喉を潤した後は皆で熱燗をいただきましたが,なんと3人で2合徳利7本も空けてしまいました.上野の街の雰囲気と漂う秋の風情についつい酒がすすんでしまいました.

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