2012年8月3日金曜日

8月の朝

出勤のため玄関を出ると足元には蝉の死骸がころがっていました.これが今年の夏,初めて見る蝉の姿でした.街ではそこら辺でよく見かけるアブラゼミです.ただでさえ暑い夏をジージーとその鳴き声は油を煮るが如く加熱する張本人です.それでもこうして転がっている姿はなんとも痛ましい.やはり夏に初めて見る姿は樹木にへばりつき健気に鳴きまくっているのがいいですね.どんなに暑苦しくても.
私は夏の虫が好きです.蝉ではミンミンゼミの緑のボディに透明の羽,クマゼミの艶っぽい黒のボディとやはり透明の羽,トンボではオニヤンマの黒,黄のボディにやはりこれもクリアな透明の二重羽,柑橘類に飛び交うアゲハ蝶の鮮やかな麟粉模様,水溜りに群れるアオスジアゲハの清澄な水色等々.この夏はどれだけこれら虫達と出会えるでしょうか.

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