朝からマーラー交響曲第2番ハ短調「復活」を聴き始めました.これから80分ほど作品との対峙になります.1番ニ長調「巨人」と相前後して作曲された作品であり,似たようなモチーフが随所に流れてきます.絶望感や厭世感はまさにマーラー独自の世界です・・・ふと訪れる甘美なメロディーや平穏なハーモニー,鳥の声を模した楽器の駆使などもいかにもマーラーらしい.
終楽章ではコーラスが加わり,時折アルトやソプラノが絡みます.「復活」賛歌の挿入により曲はより最終局面への明示となります.最後は管弦楽にオルガンも加え,「復活」動機が壮大に謳いあげられ全曲を終えます.
なんとも長大な曲であり,いざ聴こうとなるとそれなりの気の持ちようが欠かせません.辺りを整え,スピーカーの中央正面に座して聴きました.コンサートホールのベストポジションで鑑賞するが如くです.
曲が終わり,ふとベランダに目をやればいつの間にか陽光が差し込んできていました.午後はマンドリンクラブの合奏練習に出掛けるつもりです.穏やかな休日に楽器を弾くことができることへの感謝は忘れてはなりませんね.
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