2020年7月30日木曜日

長梅雨


今年は長梅雨のため日照不足による影響が野菜の生育不足,値上がりなどに表れています.静岡では例年の梅雨明けは7月21日ですので1週間以上も遅れており,カッと照りつける夏の陽射しが待ち遠しい毎日です.コロナ感染再拡大の最中,せめて天候だけでも晴れ渡ってほしいものです.
このところ朝方の蝉の合唱がかなりにぎやかになってきました.昼前窓の外でジージー鳴き声が聞こえてきたのでベランダをのぞいてみると床に蝉がとまっていました.残念ながらカメラを近づけると飛んで行ってしまいましたが,ミンミンゼミ君のようでした.次にはエアコン室外機の下にアブラゼミ君が転がっていました.手に取ってみるとジージー鳴いたり,羽ばたいたりして十分元気なようです.写真を撮った後飛び立っていきました.梅雨明けももう間近です.


   

2020年7月22日水曜日

Go To“トラブル”


首都圏はじめ全国の都市でコロナ感染の再拡大が深刻さを増す中,当初日程から前倒しで本日からスタートする「Go Toトラベルキャンペーン」のお粗末さにはあきれ返ってしまいます.
コロナ感染再拡大の不安の最中でありながら,明日からの4連休を狙った日程の前倒しに始まり,政府と東京都との言い争いの果てとも思える東京はずしとそれにともなうキャンセル対応の不備,対象旅行者の年齢制限や団体の扱いは旅行業者任せ,旅行業者の対象規定などの公表は後日発表等々.キャンペーン概要が甚だ未整備でありながら見切り発車してしまう現政権の暴走には一般庶民の理解の限度を超えてしまいます.まさしく「Go To“トラブル”」そのものではないでしょうか.
これまで民主党政権をさんざんこき下ろしてきた現政権ですが,仮に東日本大震災による原発事故が今起こったとしたら,当時の民主党政権以上の対応,事後処理を現政権が果たせるのか,これまでのコロナ感染対策のお粗末な経過を見る限り甚だ疑問です.
打つ手打つ手が軒並み機を逸した愚策ばかりの現政権.いよいよ政権としての末期症状を呈してきたような気がいたします.一刻も早くこの国のリーダーを一新しなければコロナ禍脱出からも経済停滞からも取り残されてしまいます.
無症状感染者も多いコロナ感染再拡大の中,無節操に旅行を促す政府に国民はロシアンルーレットで弄ばれているように思えてなりません.

2020年7月13日月曜日

初蝉声


昨日は数日間続いた記録的大雨があがり,真夏日の陽気になりました.夏の日差しを待っていたかのように今年初の蝉の声が裏山から聞こえてきました.アブラゼミだと思いますが,まだ数はごくわずかのようで,鳴き出したかと思うと途切れたり. 裏山前の駐車場にはアオスジアゲハが舞っていたり,種類はわからない小さなトンボが群れをなして飛んでいました.
梅雨末期の大雨は線状降水帯の長期停滞により九州中心に甚大な被害をもたらしました.被災地ではコロナ感染対策も加わり,処理作業も困難を極めています.被災地は山間の温泉場など観光地が多く,コロナ自粛緩和でこれからという時にこの水害に襲われ,落胆の色は隠せません.
それにしても東京都を核とする関東圏でのコロナ感染の再拡大が懸念される中,Go Toキャンペーンの前倒しとは?たしかにコロナ禍で影響を受けている全国の観光地にしてみれば死活問題ではありますが.
それよりもコロナ対応で忙殺された都内の医療機関では職員への賞与が減額される,職員の退職が進んでいるなど深刻な事態となっています.国や東京都のコロナ対策,税金の使い方には首をかしげることばかりですが,そんな人の所業などお構いなく,この夏も何もなかったように蝉は鳴き始めます.



2020年7月7日火曜日

モリコーネ逝く


数々の映画のテーマ曲を作曲したエンニオ・モリコーネ(91歳)が6日朝,ローマの病院で亡くなりました.1988年の映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の「愛のテーマ」で世界的に名声を博しましたが,私としては1967年公開の「夕陽のガンマン」(クリント・イーストウッド主演)のテーマ曲が印象に残っています.これらイタリア製作の西部劇はマカロニウエスタンと呼ばれ,多くのテーマ曲がモリコーネにより作曲されました.一昨年亡くなったフランシス・レイ(享年86歳)とともに映画音楽の巨匠がまた一人世を去ってしまいました.