5月19日は駿府の礎を築いた今川義元公の命日にあたります.奇しくも令和元年の今年は義元公生誕500年にもあたり,義元公の負のイメージを拭うべく,今川義元公生誕五百年祭として各種イベントが市内で開催されました.義元公は「海道一の弓取り」とも呼ばれ優れた武将として讃えられたといいます.
静岡市内の中ほどにある賤機山(しずはたやま)の麓には今川家の菩提寺である臨済寺があります.義元公の命日には特別公開をしており,特派員の取材を兼ねて見学してきました.
生誕五百年祭とも重なり大変な人出となり,人気の御朱印を求める長い列が連なりました.
今川家代々の当主の木像や位牌,宝物など豊富な資料が残されています.義元公のもとで人質として育てられた竹千代(徳川家康公幼名)関連の資料も数多く見ることができます.
丁度,静岡県では4月から6月にかけて「静岡DC(デスティネーションキャンペーン)」として観光県をアピール中でしたので,生誕五百年祭もその流れにあわせたイベントとして盛り上がりを見せたようです.
駿府といえばまずは家康公が思い浮かびますが,義元公も優れた武将として再認識されるべきですね.
ご当地キャラの「今川さん」
左は軍師の太原雪斎 右は開山の大休宗休
義元公の兄 氏輝公
義元公
ご本尊の阿弥陀仏
庭園
茶室「夢想庵」
竹千代君手習いの間
境内