2018年12月31日月曜日

平成最後の・・・

平成の30年間を振り返る企画が様々な形で報道されています.私自身にしてみれば人生の最盛期から成熟期を経て静かに軟着陸を伺う時期に差し掛かっています.

大晦日という1日は365日の中でもとりわけ特別な時間に感じます.冷静に見れば12月31日23時59分を過ぎたからといって何がどう変わるわけでもないのに,なぜか新しい空気を感じるのは人がこうした時間の区切りを定めたからでしょう.年々,除夜の鐘が深々と染み入ります.

今年は高齢者の仲間入りしました.一人娘が嫁ぎました.夫婦二人で迎える大晦日はいつになく寂しさが募ります.

来年が良き年となりますように!

2018年12月25日火曜日

娘の婚礼

挙式は明治神宮にて執り行われました.明治維新150周年記念の年,平成元号最後となる天皇誕生日の日でした.新婦の親としては早くから着付けやスケジュールの確認やらでまことに忙しい!まずは神楽殿にて親族紹介.父親としての最初の役目です.

挙式場は奉賽殿右殿ですが,ここに行くまでの「参進」がポイントです.参進とは神前挙式の儀式のひとつで,巫女や神職を先導に神殿まで歩いて進む重要な儀式です.古式ゆかしい荘厳な雰囲気の中で行われます.この日は今にも雨が降り出しそうな天候でしたが,海外からの観光客を含め多くの参拝者が来ており,物珍しい儀式の様子を撮ろうと大半がスマホをかざしていました.なんとなく有名人になったような気分です.

右殿では古箏を奏でる雅楽の中,一連の儀式が進んでまいります.厳かな空気に身が引き締まる思いです.

挙式後は明治記念館に移動して披露宴です.

本来はゲストの方々には当館の素晴らしい庭園にて歓談いただくことが予定でしたが,あいにくの天候で取り止めです.それでも会場の「金鶏の間」からの庭園のしっとりとした景色もいいものです.

披露宴ではゆっくり料理を味わっている暇はありません.両家の来賓への挨拶が重要な役目です.それにウェディングドレスに着替えた花嫁をエスコートすること,余興のマンドリン演奏が控えており,アルコールも控えねばなりません.

宴も終盤となり,娘が両親への手紙を読む場面では,涙は出ませんでした.横にいる妻もむしろ笑いをこらえているような表情でした.飾り気のない実直な手紙文はいかにも娘らしいものでした.私が目をつむり思い致していたのは,かような立派な会場で,多くの来賓,同僚,学友,親族らに囲まれ,社会人として有意義に人生を送ってきている娘の逞しさへの感慨でした.同時に娘の多感な時期を支えてくれた妻への感謝です.

我が家は1人娘ですので娘が他家へ嫁ぐことなり,これからは妻と2人きりになりますが,娘とは良き仲間として引き続き付き合っていきたいと思います.娘に幸あれ!

2018年12月20日木曜日

予防接種

きょう静岡県内のインフルエンザ流行が発表されたところですが,丁度,母の通院先のクリニックで予防接種をしてきたところです.当院はこの2年間,母の通院付き添い先として毎月通っておりましたので主治医とは顔なじみです.本来はもう少し早めの接種をしたかったのですが,予約が集中しており,このタイミングとなってしまいました.インフルのピークは来月1月の中旬~下旬とのことです.現役時代はともかく,今はそれほど外に出る機会が多いわけではないので,感染の危険性は少ないのですが,予防できれば越したことはありません.

2018年12月18日火曜日

今年も出しました


クリスマスともなれば飾りつけでもしようかという気分になるから不思議です.我が家のツリーはもう十数年たっているのでかなり色褪せてしまっていますが,それでも飾りつけすればそれなりに雰囲気は出てきます.クリスマス定番カラーである緑と赤はまったく無いのですが,白地をバックにした金色と紺色とのコンビネーションは独特の品が醸し出され,結構気に入っています.


先週は・・・

久しぶりにカミさんが帰ってきたので,映画「ボヘミアン・ラプソディー」に誘いました.クイーンのことなどほとんど知らないはずですが,曲のいくつかは覚えていたようです.私は2回目の鑑賞となりますが,改めて泣けました.カミさんも同様に.

14日はふたご座流星群のピーク日というので,夜の10時頃廊下に出て上空を眺めていましたら,2度ほど一瞬ではありましたが見ることができました.願い事はあまりの瞬時で忘れてました.

16日は静大マンクラの演奏会.愛好会メンバーが4人ほど出演しておりましたので,応援がてら出かけました.いかにも学生さんらしい瑞々しい演奏でした.愛好会は社会人団体ではありますが,現役学生さんらと共に演奏できることは刺激にもなります.さすがに最近はギャップを感じざるを得ない日々の連続ではありますが・・・

2018年12月9日日曜日

冬到来


12月としては異常な温かさが記録されている日本列島ですが,ようやく本格的な冬がやってきたようです.昨日は友人との飲み会でしたが,少しばかり街中をぶらついてみました.冬の青葉通りはイルミネーションが人を集めます.この日オープンのメリーゴーランドには親子連れが列を作っていました.

これから年末に向け,平成最後の・・・といった様々なイベントが行われることでしょう.TV番組でも,今年の10大ニュース等というよりも平成の・・・といった類が多いようです.我が家では年末に一大イベントが控えていますのでなんとなく落ち着きません.

 セノバのXmasツリー

 青葉通りのメリーゴーランド

 青葉通りのイルミネーション






2018年12月3日月曜日

祝!KAWAI

夕方のニュースで,先月開催された第10回浜松国際ピアノコンクールにおける調律師の活躍が報道されていました.最終本選にて第1位となったジャン・チャクムルさん(トルコ20歳)が選んだKAWAI SKEX(河合楽器のフルコンサートピアノのフラッグシップモデル)の調律師です.本選では6名が残り,各奏者は演奏前に会場で用意された3台のピアノから自分の好みのピアノを選ぶことができます.1台は外国製で2台は国産とのことなので恐らくスタインウェイ,YAMAHAKAWAIの3台だと思います.本選の6名の内3名がKAWAIを選んだようです.

私のごとくピアノに関してまったくの素人にしてみれば,スタインウェイを選ぶ奏者が多いのではないかと思ってしまうのですが,実際はそうではありませんでした.本選はオーケストラとの共演で協奏曲の演奏となりますから,オケに負けない音量が必要となります.これまでのイメージだとスタインウェイが優位なのかなと思い込んでおりました.それに国産楽器メーカーとしてはヤマハが圧倒的首位でしょうから,そんな中でも今回3台も選ばれたKAWAIに驚いたものです.

その背景には楽器自体の品質は勿論のことですが,調律師の腕によるところが大であることが分かりました.世界的に活躍するピアニストともなると,数ミリ単位で微調整ができる技術力と確かな耳を持った調律師の存在が必要不可欠なのです.ピアノの製造とともに一流の調律師を育てているKAWAIに拍手です.