viva mandolin !: 1月 2017

2017年1月26日木曜日

御前崎

静岡における氷点下の朝は好天気がもたらす放射冷却のせいと云われます．今朝も富士山がきれいです．　北の低気圧も遠ざかり等圧線もゆるんできたので，おそらく太平洋の波浪も穏やかだろうと思い，久しぶりに御前崎までドライブに出かけてみました．目指すは御前崎灯台です．　当地は静岡県でも有数の観光地の一つではあるのですが，さすがに平日はほとんど訪れる観光客はいません．一人で太平洋の海原を眺めながらぼんやりできるのも平日ならではです．御前崎は眼前に広がる太平洋を西の遠江と東の駿河に分かつ分岐点であることを実感させてくれます．　灯台からもう少し足を伸ばせば，浜岡原子力発電所に着きます．勿論，原発の敷地内には入れませんが，隣接の浜岡原子力館には無料で見学できます．実物大の原子炉内模型にはその規模に圧倒されました．様々な安全設備を紹介してはいますが，東日本大震災以降，その安全性が問われているのが現実でありましょう．　海洋運行の安全を見守る灯台と隣り合う原発．しかもその近くには巨大な風力発電施設もありました．岬の先端には安全について考えさせられる施設が並んでいました．

氷点下の朝

御前崎灯台

太平洋西側

光る太平洋

御前崎灯台

太平洋東側

灯台からの富士

北緯３４°３５′４２″　東経１３８°１３′３６″

風車

浜岡原子力館

３号機実物大の原子炉模型

原子炉建屋とタービン建屋の模型

2017年1月14日土曜日

グランシップ・ニューイヤーコンサート

今回も当コンサートの応募にはずれてしまいましたので，当日券販売の列に並ぶはめとなりました．　結果的には昨年同様，２階席で聴けましたので当選した方々の１階前方席よりは良かったのですが．　演奏はこれまた昨年同様の篠﨑靖男さん指揮，静岡交響楽団とゲスト中丸三千繪さんといった顔ぶれです．プログラムは前半がチャイコフスキーバレエ音楽「白鳥の湖」より，後半は中丸さんのオペラ歌曲集です．管弦楽の演奏は迫力はまずまず感じられるのですが，ヴィオラとチェロ，コントラバスの人数が少なめで中低音をより充実させたいところです．ヴァイオリンはアンコールのアベマリアでのｐｐ伴奏時に若干の粗さがありました．管楽器群はチャイコ作品に現れる難所もそれぞれこなしていたように聴こえました．　さて，昨年は後半のプログラム以降，アンコールも含め感涙にむせぶほどの演奏を聴かせてくれましたが，今回は同じ顔ぶれによる演奏でありながら，感動は希薄でした．プログラムによるものなのか・・・はてはて．

MILES AHEAD

ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィス（1926－1991）の１９７０年代後半の空白の５年間を追った映画「MILES　AHEAD」は，監督ドン・チードル自らが主役を演じ，マイルスの狂気に満ちた虚構と現実を見事に描き出していました．　マイルス・デイヴィスはイリノイ州オールトンに生まれ，父は当時黒人としては数少ない大学出であり裕福な歯科医でした．１３歳からトランペットを始め，ブラスバンドに入り，クラシックの個人レッスンも受けていました．１７歳で地元のスウィングバンドの奏者として活躍していましたが，ある時聴いたチャーリー・パーカー（サクソフォン)，デイジー・ガレスピー（トランペット）による演奏スタイル“ビバップ”に衝撃を受け，ニューヨークに出向くこととなりその後の活躍へとつながります．マイルスの奏でるミュートサウンドは“卵の殻の上を歩くよう”と表現され，彼独自の音楽を確立します．　　さて，この映画はマイルスの栄光期以降，腰痛で悩まされながら鎮痛薬やドラッグに溺れていた暗闇の５年間を伝記として残そうとしたもので，主役のドン・チードルはマイルスのしわがれ声や小柄な背丈（１６７ｃｍ）まで本人そっくりで見事に演じています．スクリーン上でのマイルスは常に煙草をくゆらせ，煙にむせぶような退廃的なムードはこれまたマイルスサウンドの一面を想わせます．　このところ深夜にマイルスの名盤「カインド・オブ・ブルー」に耳を傾けながらウイスキーを味わうことが多いのですが，映画館で聴いたサウンドは迫力と臨場感がありました．これだけの臨場感を自宅のオーディオで得るには昼間に聴くしかありませんね．

2017年1月5日木曜日

久能山東照宮初詣

昨日は小学校同期の飲み会メンバー３人で久能山東照宮初詣に行きました．　静岡駅北口前からバスに乗り，日本平ロープウェイ乗り場に行き，そこからロープウェイに乗って久能山東照宮に着きます．拝殿や家康公の神廟でお参りを済ませ，１１５９段の石段を下ります．茶店で一服した後，久能山下バス停からバスに乗り，一旦，東大谷バス停で静岡駅方面のバスに乗り換えです．この時，雑談をしていてうっかり乗り換え予定バスを乗り過ごしてしまいました．幸い次のバスが１０分ほどの遅れですみましたので，新年会会場の店への到着もたいした遅れともならずに済みました．　メンバーはいずれも酒豪で，この日も話がはずみついつい酒が進んでしまいました．勢いが出たところで次はカラオケです．やはり同年代で歌うのはなんとなく安心感がありますね．　今年はこの３人組で季節ごとの旬を味わいながら盃を交わそうということとなり，次は７月に飲み会予定です．