2012年11月23日金曜日

TVドラマのテーマ曲

キムタク主演のTVドラマ「PRICELESS」がまずまずの視聴率を上げているようで,カミさんは熱心に視ていますが,私がうれしいのはテーマ曲「Jumpin' Jack Flash」がかかることです.この曲が売り出された当時,私はストーンズには全く興味は無かったのですが,雑誌等でこの曲が世界的ビッグヒットと知り,これはシングルレコードを買わなくちゃと少ない小遣いでレコードショップへ行ったものです.ところがクリームを始めとしたブリティッシュロックに傾聴していた私にしてみれば,自分がイメージしているブリティッシュロックとはほど遠い音楽でなんじゃこれはと思ったのですが,長年聴いていて味があるロックだなと思うようになりました.歌詞の意味はよくわかりませんが,曲を特徴付けるいわゆるリフが効いているのです.こうした特徴あるリフはたとえばSunshine of your loveCream), Whole lotta loveLed Zeppelin),Smoke on the waterDeep Purple)等ギターキッズの定番となっています.これらは当時心踊らさせられた年代のオヤジ達は勿論いまだに聴いているでしょうし,いまどきの若者が視聴するTVドラマのテーマ曲として取り上げられることがなんとも嬉しく思います.丁度ストーンズは今年結成50周年にあたり,TV各局も視聴率アップのためには若者のみならずリタイア組も取り込まんと番組製作に腐心しているのでしょう.
もうひとつ気に入ったテーマ曲は米倉涼子主演の医療ドラマ「ドクターX」の「Force」.Super Flyという和製バンドによるストレートなロックです.歌詞がはっきり聴き取りにくい歌唱ですがそんなことはどうでもよく,パンチが効いていてバックの演奏も乗りがよく単純に気に入りました.フレーズはよくあるものですが,サウンド処理もクリアで女性ボーカルとの絡みもグッドです.ドラマ中の定番フレーズである「私,失敗しないので」もドラマをかちっと引き締めて心地良く響きます.

2012年11月4日日曜日

東高創立50周年記念

11月3日文化の日は私の母校である静岡東高等学校の創立50周年記念式典が静岡コンベンションアーツセンター「グランシップ」の大ホール「海」(4,600席)にて行われました.私が在籍していたマンドリンクラブの演奏も組まれているというので,この際OBとして参加することにしました.クラブの現役生は約50名,OBは約20名合計70名での演奏です.OBの中では私(7期生)が最古参となります.曲は①小雨降る径,②世界に一つだけの花,③願いの叶う本の3曲です.①はクラブ創設時からのクラブソングでオープニングとして指揮無し,②は現役生の指揮,③は顧問のK先生による指揮です.①はコントラバスの2音の後の1stMによるミ・ミ・♯レ・ミ・ドで一気に気分は高校時代に戻ってしまいます.当時から静岡市内の各高校マンドリンクラブはそれぞれ独自のクラブソングを持っていましたが,東高はやっぱこれです!②はスマップのヒット曲ですが高校生は楽譜に忠実に,体の動きも一同にそろえて演奏します.おじさんとしては体をそろえて動かすことがチトはずかしい.③は丸本大悟作曲のマンドリンオリジナル曲ですが,高校生達は②とは逆に,楽譜に記されていない音の表情まで意識して演奏します.今時の高校生はここまでレベルアップされています.
演奏終了後はOBで集合写真を撮り,その場で解散です.本来は式典終了後に打上会をやりたいところですが,当日夕方には別会場にて記念パーティーが予定されているのでマンドリンクラブの集まりは別の日程でやるようです.夕方の記念パーティーは静岡駅南口のホテル・センチュリーにて開催されました.約500名の立食パーティーです.7期生は20名程いたようですが,文系が15名程で私を含む理系は5名程です.私は卒業後静岡に住んだのは入社時の3年と40代の3年のみで小中高の同窓会等に出る機会も少なく,限られた人しか知りません.東高7期文系でも顔見知りはマンドリンクラブ員だけです.皆さんそれぞれがいいおじさん,おばさんになられておりました.来年は私も定年を迎え,静岡に戻る予定ですので,交友関係を広めるためにも今回の催しはよい機会となりました.それと今回を節目に3代目同窓会会長として7期生のI君が就任したことは自分には直接関係無いのですが,なんともうれしい気分です.同期会を兼ねた二次会では彼の就任祝いともなりました.
7期生として入学した当時は将来の就職のことなど頭に無く,とりわけ保守的な土地柄である静岡は静岡高校をはじめとした伝統校出身者が社会では圧倒的に強いのです.社会人としての輩出がほとんど無い新設校は就職面でも苦労したはずです.それが50年という時間を経て,政治,経済,文化の様々な分野で活躍される人材が育ってきていることが今回発行された記念誌から伺えました.
東高生としての私のささやかな自慢は校歌です.谷川俊太郎作詞,林光作曲による校歌は軍歌的でなく,歌詞が1番しかない斬新な曲でした.記念誌には谷川氏,林氏それぞれが東高校歌を創作するにあたっての思いが綴られていました.なんとなく自慢の校歌です.